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執筆者の写真笑下村塾

「ヤングケアラーの子供達を助けること」 明石 真歩(あかいし まほ)さんの提言をご紹介します。

 九州産業大学付属九州高等学校2年の明石真歩さんが古賀市で行ったプレゼンの様子をお届けします。明石さんの提言は、「子供が自分のやりたいことができることで、いきいきして笑顔の多い社会」を目指す内容です。ぜひご覧ください。


ヤングケアラーを知ったきっかけ

 わたしが初めてヤングケアラーについて知ったのは、高校の文化祭の売り上げをどこに寄付するかというプレゼンテーションで、このテーマを友達が提案したときです。もし親が忙しくて兄弟の世話を自分がしなければいけなくなったら…、もし親が病気になって自分が家事や介護をしなければいけなくなったら…、誰もがヤングケアラーになる可能性がある。そう考えるとヤングケアラーは意外と近くにあることに気づき、ヤングケアラーについて提言しました。



ヤングケアラーとは

 ヤングケアラーとは親が仕事で忙しく、家事にまで手が回らない状況で、高校生が代わりに家族のために料理や介護をしたり、家計のために働いたりして重い負担を担い、自分のやりたいことができない子供・若者のことです。


わたしがつくりたい社会

 わたしがつくりたい社会は 、子供が自分のやりたいことができることで、いきいきして笑顔の多い社会。そして、その子供が大人になったときに、自分と同じヤングケアラーの境遇を持つ子達のために動いたり、自分のやりたい仕事ができることによって、大人もいきいきできたりする社会です。



ヤングケアラーの知名度をあげるための2つの取り組み

 1つ目は、古賀市の小中学校に通っている生徒や勤務している先生に、ヤングケアラーについてのパンフレットを配ることです。そのパンフレットを読むことで、もしかしたら自分はヤングケアラーかもと気づく機会が生まれます。


 2つ目は、ヤングケアラーに関する授業をすることです。学校の授業で先生や元ヤングケアラーの人が、ヤングケアラーの大変さなどを話すことで、ヤングケアラーについて知る機会が生まれます。



ヤングケアラーの子供達を助けるための3つの取り組み

 1つ目は、古賀市のワンコインサービスに頼ることです。このサービスは、500円で掃除や洗濯をしてくれます。これを利用することで、ヤングケアラーの子供達の負担が少し軽くなると思います。私はこれを、ヤングケアラーの人が使うときは古賀市が補助金を出し、半額の250円にしたいと考えています。


 2つ目は、ヤングケアラーとNPOを繋げることです。NPOはヤングケアラーの支援として、オンライン面談を行なっています。主に、ヤングケアラーやその保護者に対して学習相談やキャリア相談、生活相談に乗ってくれます。古賀市は、子供若者相談所に相談したヤングケアラーの子供達とNPOの仲立ちをすることで、子供の将来の可能性を広げることができると思います。


 3つ目は、育児・介護のお手伝いをしてくれる人を募集して派遣することです。ヤングケアラーがいる家庭は貧しい家庭であることが多く、金銭的に育児や介護を頼めないことが多いので、古賀市が育児や介護の免許を持っている人を募集して家に派遣することで、子供達の負担が減ると思います。


 私が提言したい内容は以上です。ご清聴ありがとうございました。


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