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執筆者の写真笑下村塾

SDGsとは?[3分でわかるSDGs]



みなさんは、「SDGs」をご存知ですか?

「言葉だけ聞いたことはあるけれど、よく知らない…。」

「環境や人権の問題に向けた目標ってことだけは知ってるけれど…。」

なんとなくは知っている方も多いのではないでしょうか。でも、具体的にどんなものなの?と聞かれたら、答えられない方もいるはずです。

“持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。


なんだか少し、難しそうな感じがしますよね。

ご安心ください。この記事では、「SDGs」をたった3分で、分かりやすく知ってもらえるように、ご紹介していきます。


SDGsってどういう意味?


ここでは「SDGs」の意味を紐解いて学んでいきましょう。

現在、世界にはたくさんの課題があります。環境問題や人権問題、貧困問題など、数えきれないほど多くの課題です。

国連では、これら課題を2030年までに世界で解決しようと、「17の目標」を決めました。そして、この17の目標のことを、「SDGs」と名付けたのです。

SDGsとは、Sustainable Development Goalsの略で、「持続可能な開発目標」という意味です。



持続可能な開発とは?

では、「持続可能な開発」とは、一体どんなことなのでしょうか。いくつか具体的な例を見ていきましょう。


経済の持続可能な目標


ある貧しい人・Aさんがいたとします。

そんな時、たとえば1000円の寄付をしたら、Aさんは1日分の食べ物を買うことができますよね。でも、次の日には食べ物を買うお金は無くなってしまいます。

では、たとえばAさんが出来る仕事を紹介し、仕事のやり方まで教えてあげたら、どうなるでしょうか。Aさんは働けるようになり、自分で稼いだお金で、毎日食べ物を買えるようになります。

これが、「経済」における「持続可能な目標」です。



環境の持続可能な目標


電気の通っていない、とある地域があったとします。

その地域に「電力を供給しよう!」と考え、電気代の安い火力発電所を作りました。そうすると、電気をどんどん作ることができ、誰でも電気を使えるようになります。街も発展します。しかし、その代わりにCO2の排出によって、町の空気が汚くなってしまうのです。

この問題を解決するために登場するのが、自然エネルギーでの発電です。電気代が高いことが多く、供給が安定しないデメリットはありますが、豊かな自然環境を維持することはできますよね。

これが「環境」における「持続可能な目標」です。



社会の持続可能な目標

また、とある地域には十分な医療が行き届いていません。

医療支援をしようと思って、その地域に病院を建てました。しかし、病院の建物だけあっても、その地域での医療レベルは変わりません。

それでは、お医者さんの教育をするとどうなるでしょうか。

地域のお医者さんの技術レベルが上がって、より多くの人が助かるようになります。さらに、地域内の別のお医者さんにも教育することもできます。結果的に、地域の医療レベルがアップする良い連鎖ができますよね。

これが「社会」における「持続可能な目標」です。



「経済」「環境」「社会」の課題は絡み合っている


SDGsが掲げる「持続可能な開発」の意味はお分かりいただけましたか?

ここでは、3つの例をご紹介しました。ご紹介した3つの例は、それぞれ「経済」「環境」「社会」の例でしたよね。実は、この3つの課題は、すべてが絡み合っているのです。

私たちは、「経済」について考えなければいけないけれど、一方で「環境」にも配慮する必要があります。さらに、私たちが安心して暮らすためには、医療を整えたり、勉強する環境を整える必要もあります。つまり、「社会」保障が必要です。

そして、これらの課題は、平和は世の中が実現されていないと達成できません。1人が動こうとしたり、1企業が働きかけるだけでも、達成できません。みんなで連携してはじめて、持続可能な開発ができるのです。

これが、持続可能な開発目標、すなわち「SDGs」です。



みんなで解決すべき17の目標


国連が定めた、世界の課題解決のための17の目標、SDGs。

そのポイントは、「持続可能」であること。17の目標がそれぞれ独立しているのではなく、それぞれが関連しあっていること。そして、それらを解決するためには、平和であることと、私たちみんなの連携が必要であること。

つまり、SDGsは、私たちみんなで解決していく必要がある課題です。

世界の課題と大きく掲げられてしまうと、何となく「自分とは遠い」と思ってしまいますよね。でもこうして紐解いて考えていくと、実は私たち一人ひとりの身近な問題なのです。

この記事を通して、私たちみんなの問題である「SDGs」を知ってもらうことができました。「知る」という大きなスタートを切ったあなたは、もうSDGsが他人事ではなくなりましたよね。SDGsの問題を私たちみんなのことだと捉えていきましょう!



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文:ぼんちゃ 構成:笑下村塾

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