2024年度のリバースメンター群馬国際アカデミー高等部1年のさん荻野百世さん齋藤花ノ舞さんは、「生理の貧困を解決し、ストレスゼロの生活を目指す」をテーマに提言をしました。自身の経験やアンケート結果から、生理に関する悩みを抱える多くの女性の現状を指摘し、クーポン配布や教員向けの生理セミナーなどの具体的な解決策を提案。ぜひご覧下さい。
生理や生理痛を軽視していた部活の顧問
こんにちは。群馬国際アカデミー高等部1年の荻野百世です。齋藤花ノ舞は留学中のため、私が代わりに発表させていただきます。私たちのテーマは「生理の貧困を解決し、ストレスゼロの生活を目指すこと」です。このテーマを選んだ理由は、バスケットボール部の顧問(男性)が生理や生理痛を軽視していたこと、そして私自身が急に生理が始まり、一人で抱え込んでしまった経験があるからです。同じように、生理が急に始まる悩みを持っている友達も多く、非常に身近な問題だと感じました。
女性の生理による経済的負担
プラン・インターナショナルの調査によると、生理用品の購入をためらったことがある人は35%に上ります。さらに、女性が一生のうちに必要な生理用品にかかる費用を計算すると、約48万円にもなります。私たちは、リバースメンター5人がそれぞれの学校で行ったアンケートで、生理が急に来たという人が83%、生理用品を忘れた経験がある人が66%という結果を得ました。多くの人が生理に関して悩んでいる現状が明らかになりました。
設置されていても使われていない生理用品
また、県では既に公立学校のトイレに生理用ナプキンを設置しているという話を聞きましたが、アンケートでは「ナプキンが設置されている」と答えた生徒は40%、逆に「設置されていない」と答えた生徒は60%で、実際には生徒が十分にアクセスできていない状況があることがわかりました。
これらの調査から、急な生理で戸惑った経験のある人が8割以上おり、多くの人が生理に関して悩みを抱えていることが確認されました。そこで、以下の提言を行います。
荻野百世さん齋藤花ノ舞さんの3つの提言
まず1つ目は、生理用品を無償提供するためのクーポン配布です。これにより、女性が自分の肌に合った生理用品を選ぶことができ、さらにデジタルクーポンを導入することで印刷代の節約にもつながります。
2つ目は、生理用品の設置状況の認知度を高めるため、学校にポスターを掲示し、県の取り組みを周知させることです。これにより、より多くの生徒が生理用品にアクセスしやすくなります。
3つ目は、教員を対象とした生理セミナーの実施です。これにより、教員が生理に関する正しい知識を持ち、生徒に寄り添える環境を作ることができるようになると考えています。群馬県を、生理に関する悩みを解決できる先進的な地域にしたいと考えています。
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