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【インターンインタビュー #1】古賀リバースメンター 西 俊紀さん

執筆者の写真: 笑下村塾笑下村塾

みなさん、こんにちは!

笑下村塾スタッフのとどころです。


今回は、古賀市リバースメンターのスタッフとして活動している西 俊紀さんへお話を伺いました!古賀市のリバースメンター事務局を通して得た新たな学びや、気づきについてお話いただきました。





ーまず始めに自己紹介をお願いします


改めまして、九州大学法学部4年の西 俊紀と申します。大学では憲法学と行政学を専攻してまして、政治や行政に興味があって、現在大学で学んでいるところです。


ー笑下村塾へ応募したきっかけは?


きっかけは、現在リバースメンターという今高校生が市長に政策を提言するプロジェクトを福岡県の古賀市でやっているんですけれども...そのプロジェクトを始めるに当たって、高松さんや栂さんからお話をいただいて、ぜひ参加したいと思い、応募いたしました。

特に、こういった主権者教育などの分野できちんと株式会社として、収益を上げながら、そういう活動ができている会社は、日本の中でもそう多くないと思い、チャンスがあればと笑下村塾に応募しました。


ー特に主権者教育にピンときたポイントは?


私が元々、若者の政治参画にものすごく課題感を感じていたことが一番のきっかけかなと思います。

課題感を感じていることとして例えば、やはり投票率の低さと、あとはそもそも、政治に興味がなくて、自分の意見がないという人たちがかなり多いことが気になっています。


ー実際に主権者教育に携わる仕事はどうですか?


笑下村塾で提供している出張授業やリバースメンターを通じて、それまで政治に興味のなかった高校生が、実際に政策を提言していたりだとか、政治の重要性について学んだりなど、高校生たちにとって政治がものすごく身近になっている姿を実際に仕事を通じて、見ることができていて、そこはすごくやりがいがあるなと思っています。


ー具体的にどんなシーンにやりがいを感じましたか?


以前、古賀市内の高校で出張授業を行った際のアンケートで、かなり多くの高校生が授業を通して「政治に対して興味を持つことができた」というふうに回答していたことです。

実際に出張授業時の様子もかなり熱気があって、高校生たちがみんな楽しみながら、市の政治について学んでいる姿を見られたことはすごくやりがいがあったなと思いました。また、リバースメンタープロジェクトは今まさに高校生たちが提言会に向けて準備中というところなのですが、高校生が自分の問題意識、課題意識に従って政策を提言して、少しでも古賀市を良くしたいというふうに心から思っている姿を見て22歳の私ももっと頑張らないといけないなというふうに触発されています。


ー今年、アメリカに行かれて、現地の若者の姿にもインスパイアされたという話もありましたよね?


 今年の9月に大学のプログラムを利用してアメリカに2週間程度行ってきました。アメリカではMITとか、ハーバードとか、いわゆる有名大学の学生と交流する機会がかなり多かったんですけれども

特に、触発されたのが、自分の力を信じること。自信の違いが日本とアメリカとでかなり違うなと思ったところです。

具体的には、アメリカの学生に話を聞くと、自分の心の意見がしっかりしていたんです。それは政治とか自分の学問とか、あるいはビジネスとか、いろんな分野で自分の意見をしっかり持っていて...

さらに持つだけではなくてそれをきちんと行動に移している学生がすごく多くてそこにすごく刺激を受けました。

日本でも、そういう意見がしっかりしていて、かつそれを投票だったり、ビジネスだったりそういう場面できちんと行動に移していけるような若者が増えるといいな思います。


ー笑下村塾に関わり始める前後で、会社や仕事への印象に変わった部分はありますか。


そうですね。正直、人数が少なくて驚きました。

笑下村塾の過去の活動、出張授業、高校生リバースメンターというプロジェクトも実際に行ってきた実績を踏まえると、もっと大人数で作り上げている仕事なんだろうなというふうに思っていました。

けれど実際にはそういったことはなく、その分、1人1人の力が求められている。そして、その1人1人のパワーが大きいのかなと思っています。主体性を持ってプロジェクトを進めていきたいという人には、しっかり仕事を任せてもらえて、力をつけられるものすごくいい環境だなと思います。

軽いお仕事体験として関わろうとすると、求められる仕事の大きさ・幅広いスキルに、戸惑うかもしれないので「いつでも!誰でもできる!」という仕事ではないのかなと思います。


ー今の具体的な担当業務や、どのようなプロジェクトに関わってるかというのを改めて教えていただけますか。


はい。現在は、高校生リバースメンターという、福岡県古賀市で開催されているプログラムの担当をしております。

具体的な業務としては、主に2つありまして、1つは古賀市の経営戦略課の方と調整をしながら、プログラムを進めていくマネジメントの部分。


2つ目は実際に高校生の政策提言の案そう支援という形で、私の場合は3人の高校生の政策を一緒に壁打ちしながら作っています。


ー高校生との壁打ちは具体的にどのようなことをしているのですか?


そうですね。週に1回から2回ほどZoomで1時間時間を取って、高校生の考えているアイディアだったり、課題感を言葉にするサポートをしています。特に今、高校1年生のマンバーは、まだまだ自分の考えを的確に言語化することが難しいと感じている子も多くて、それを私が引き出せるようにしています。



ー高校生の伴走の面白いところを教えてもらえますか。


伴走支援している中で高校生から出てくるアイディアがとても面白いことかなと思います。私も22歳まだまだ若者の部類に入るとはいえ、既に世の中の暗黙のルールというか、常識にとらわれてしまっていて発想の幅が狭まっているなと、高校生との会話の中で気付かされます。

そういった感覚はは、私自身もすごく楽しいなと。今の高校生だからこそ見える世界もあるのだなと感じています。


ー逆に伴走するときに気をつけていることはありますか?


そうですね。やはり「誘導をしない」ということですね。

今回のリバースメンターは、市長の相談役として政策を提言するというのが、趣旨です。

大人はつい実現可能性が高いものにシフトさせるような誘導を無意識のうちにしがちというか。思考になってしまうんです。ですが、それは意識的にやめて、高校生のリアルな意見を引き出すというところに徹しています。

そこは一番気を付けているポイントかなと思います。ー笑下村塾でのインターンを通して得られた学びや、スキルは何かありますか。二つあります。

一つは行政の方とのやり取りを通じて、 市役所の方がどのような仕組みで動いているのか。どのようなスケジュールで動いているのかというものを身をもって体験できたっていうところは、大きな学びかなと思います。もう一つの学びは主にリバースメンターの中で、プロジェクトを円滑に進めていくプロジェクトマネジメントのスキルは実践を通じて、少しずつ身についているなと思います。これは本当にインターンをやったおかげだと思います。


ー大変だったこととか、逆境があれば伺いたいです。またそれをどう乗り越えましたか。


そうですね。私が苦労したなと思うところは、高校生の伴走ですね。

なぜかというと、私は元々高校生に限らず、子どもと接することに苦手意識があったんですよね。どちらかというとロジックで詰めちゃうタイプなので、そこで相手との距離感を作ってしまいがちで苦手意識に繋がっていました。

 しかし、同じように群馬県のリバースメンターのサポートをされている方の意見を聞いたり、働いている方の様子を見ることを通じて、そうした苦手意識は解消されて、今は比較的、得意になっているかなと思います。 





ー最後にこの記事を読んでいる方やインターンを検討してる方にメッセージをお願いします。


笑下村塾は主権者教育などの分野において、きちんとビジネスとして持続可能的に事業展開している、日本でもかなり有数の企業だと思っています。

そこにインターンとして入った際には、裁量権をしっかり与えてもらえるなど、自分のスキルアップが望める環境は用意されているので、本当に笑下村塾のビジョンやミッションに共感をしていて、主権者教育の分野で自分も働きたい学生には非常におすすめだなと思います。

 私も今、働き始めて約8ヶ月ぐらいですが、入る前と後で、主権者教育に対する課題意識に変化がありましたし、私自身もスキルとかマインドの面で大きな変化もありました。

入ったことに一切後悔はしていないので、引き続き仕事もやっていきたいと思いますし、この記事を読んでる皆さんと一緒に働けることも非常に楽しみにしているので、ぜひ前向きに応募を検討していただけたらなと思います。

 
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